料理の決め手は愛情と調味料の2つになりますが、調味料で一番使うのは塩ではないでしょうか?
よく良い塩梅なんて言いますがこれは昔の味付けは塩と梅ので行っていたからと言われています。
(諸説あり)
今回は塩のうまい使い方の参考になればいいなと思い記事にしてみました。
因みに1日の摂取量は日本厚生労働省では男性7.5g女性6.5gとされています。参考迄に
結論から
簡単にまとめます。
塩を使用する時、主に味付けをする時はしっかりと食卓で食べる時と同じ状態の温度帯でしてください。
塩分は(塩)料理の温度が高い時は他の調味料と協調し合うけど料理の温度が下がっている時は自己主張が激しくなって塩分を感じやすくなると覚えて下さい。
これだけで今までより料理が少しだけ美味しく仕上がります。
塩の特徴
塩は味を調整するだけでなく、甘みを引き締める効果や食材に使うことにより浸透し水分を引き出してくれます。※豆知識:砂糖や甘みを出す調味料を使うときは塩より先に入れましょう!
塩は塩化ナトリウムが主成分の海水や岩塩を採掘して生産される物質で料理の味付け等に使われます。
具体的にどんな時使えばいいの?
結論だけでは味気ないのでより深い使い方を紹介します。
調理前に使用した方がいい食材は魚と肉になります。
そして肉は焼く直前に、魚は5~10分前位を目安に使うと良いです。
肉の場合:上でも書いた様に塩は浸透して水分を引き出してしまいます。
これにより水分と一緒に肉の旨味も出てしまう為出来るだけ直前で使用して旨味を残すようにする為
魚の場合:魚の生臭さって魚の油なんです、塩をふって置いておくと浸透して生臭さの原因となる油も水分と一緒に外に出してくれるので生臭さを和らげることがでるので調理する前に塩を使うと効果的です。※但しずっと置いておくと水分が出きって身がパサパサになってしまうので15分位がいいと思います魚から出た水分はしっかりとふき取ってから調理してください。
煮込み料理の場合:煮込んだ後に塩を入れて味を調節するのが好ましいと思います。
先に入れてしまうと煮込んでいる時に水分が蒸発して塩分だけ残り塩分濃度が濃くなってしまい味の調節が難しくなってしまうので入れる食材にしっかりと塩をして煮込んだ後に味を調節するとうまくいきます。※アルベルト含め調理人の人達はしっかりとそれらを計算します。わざと水分を蒸発させてクリームを入れてコクを出したり、素材の味を最大限に引き出したりとしますが、一般的には薄味を直すのより濃い味を直す方が10倍難しいです。
揚げ物の場合:揚げる前の味付けに使用しますが、水分が出るので油が跳ねないように注意してください。
まとめ
塩の使い方について簡単ですが紹介してみました。塩は私たちの食生活で欠かせない調味料の一つです、しかし取りすぎると良くないと言われ使い方に迷うと思います。
正しい使い方をすれば使用量も抑えることができるし美味しい料理ができると思います、是非塩の使い方を見直すきっかけになっていただければなと思います。
余談ですが、アルベルトが調理師学校に行っている時の調理実習での話で締めたいと思います。
中華料理の実習でフカヒレ餡かけを作っていました、味付け担当のアルベルトは温まっていない状態で塩をし、全然味がしないと何度も塩を入れ続けた結果物凄くしょっぱいものになってしまった経験があります。同じ班の人から塩をしている時のアルベルトが鬼の様に見えたよと今でも言われます。みなさんも塩の使い方にはお気を付けください。
読んでくれた人の食卓が読む前よりも明るくなりますように、今回も最後まで読んで頂き有難うございました。
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