今回は実は料理は科学で楽しいという事をお伝えできたらと思い記事を書いてみようと思います。 アルベルトも若い頃師事していた料理長に料理は科学だとい言われていていつもはぁ?と思っていました。時がたつにつれて料理に行き詰った時に料理長の言葉を思い出し勉強したノートを引っ張り出して忘れていた事も含めて皆さんと共有できたらと思います。
料理の味の決め手に欠かせないのは科学的には味の相互作用と言われています。
相互作用とは対比効果、抑制効果、相乗効果、変調効果の4種類が主になります。
・対比効果:異なる味2種類の物質を混合した時に1方の味が強められる効果。
簡単に言うと後から入ってきた味を強調する効果
例:スイカに塩
・抑制効果:2種類の物質を混合した時1方の味を弱める効果
臭み、苦み、油っぽさ、えぐみを和らげる
例:肉にハーブ、魚に酒、コーヒーに砂糖、魚に柑橘類、から揚げにレモン。
・相乗効果:同じ味を2種類混合した時単独よりも強い味を引き出す現象
簡単に言うと旨味と旨味を合わせると美味しくなるよ!
ちょっと詳しく書くとグルタミン酸とイノシン酸を掛け合わせると美味しくなるよって事です。
グルタミン酸→野菜、海藻、発行品 味の素
イノシン酸→肉、魚介類
例:カレー(肉と野菜)、ボロネーゼ(肉と野菜)、煮物(肉、野菜、出汁)、意外な所で餃子(豚肉とキャベツ)!掛け合わせることでお互いの美味しさを引き出しあってより美味しくなります。
・変調現象:2種類味を味わうと1種類の味が変化してしまう効果。
簡単に説明すると酸味、苦み、濃い味、辛味を食べた時に異常に水が美味しく感じるあれ(笑)
例:練乳付けたイチゴが酸味を強く感じてしまうあれ
試して面白いのはするめを食べた後にみかんを食べてみてください、普段より苦く感じてしまいます。試してみてはいかがでしょうか?
相乗効果とちょっと違いますが料理には見た目、臭い(香り)も大きく関係してくると思います、なぜなら食べ物を口にいる前から視覚、嗅覚で料理を楽しめる為、口に入れた前のインパクトを大きくできた場合口に入れた時の味へのプラスアルファが期待できます。勿論マイナス効果が出てしまう可能性も大いにありますが、料理とは切っても切れない関係性にあります。
料理は見た目も大事、とよくわかるのが最近でいうインスタ映えという言葉があるようにインスタに上げた時の印象的に、かつ見栄え良くみえるようにしている事からも見た目も大事というのがよくわかるのではないでしょうか?
皆さんも覚える必要はないけども片隅に美味しいものと美味しいものを合わせると美味しくなるんだな~程度に覚えつつ愛情を込めて料理を作ってみて下さい。今よりも絶対に美味しくなります。
長々と書きましたが、最後まで読んで頂いた方本当にありがとうございました。
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